兄が亡くなりました。享年34歳でした。
私は、家族が、兄が大好きだったので、兄がいなくなって、すごく落ち込んだし、悲しいだけの一言では片付けられないくらい本当に塞ぎこみました。
兄のお通夜の日。
式場まで向かう時、あの『さよなら』が車に流れてきました。『命は始まった時からゆっくり終わってゆくなんて信じない』、本当にそうでした。兄が亡くなった事を心底信じたくなかった。聴きながら涙が止まりませんでした。
『僕が生きる今日は、もっと生きたかった誰かの明日かもしれないから』
命が軽視されているこの世の中で、生きたくても生きる事ができなかった兄のために、せめて私は、私だけは生き抜いてやらなきゃ、と心から思いました。
あれから5年。この曲を聴いて未だに当時を思い出しては、涙が溢れそうになります。だけど、兄が生きた証として、たくさん泣いてあげたいとも思います。
この歌と共に。